番外編
番外編は色々書きます
▼ 「金魚」という存在について考える(2026年6月12日)
※個人的な意見、見解ですのであくまで参考程度に読んでください
金魚のアイデンティティと言えば何だろう...?
「綺麗、可愛い、人懐っこい」言葉で言えば色々ありますが、遺伝子的に言うと最も特徴的な形質は2枚尾(三つ尾、桜尾、四つ尾)であることだと思う。
人気の魚種で言うとメダカ、錦鯉などが日本では品種改良が盛んですが、純粋な同種同士の交配では金魚のような2枚尾などの突然変異は現れていないと思います。(逆にメダカや錦鯉にあって金魚にないものもありますが...)

他の魚種と金魚を比べて特徴や飼育環境について考えると「メダカ」は金魚に比べて小さく、より身近に飼育する事ができます。
エアーレーションが基本的には不要な点でも普及しやすいと思います。
また水の管理も比較的に汚れにくく水も持ち(環境によると思いますが)、場所も金魚や錦鯉と比べると比較的取らない為、産卵や交配も比較的行い易いです。
しかし、初期飼料が金魚に比べると大変で、金魚は孵化後すぐブラインシュリンプが食べられますが、メダカはゾウリムシや植物プランクトン、飼育水中の微生物などの最初の飼料になるための餌の用意が予め必要になります。
手軽に増えますが意外と生存率も低く、魚が小さく選別も大変です。
メダカと同様に「日本淡水魚(日淡)」も数多く居ますが(タナゴやドジョウやウナギ等)適温も比較的低かったりするので、昨今の夏の猛暑などでは飼いづらい部分も多くあります。
また、産卵条件が特殊な場合が多くコアな愛好家は居ますが管理が難しい魚種だと思います。
日本での品種改良の盛んな魚種で言えば「錦鯉」が世界的にも1番有名かもしれません。
錦鯉の特徴で言うと、品種改良の進んだ魚の中で1番大きいんじゃないかという大きさと、寿命の長さもあると思います。
ただ一般家庭でブリードするのは難しく、多くの愛好家は野池で育てたり、プロの養魚場に預けて品評会に出陳する場合などが多く、庭の池で育てているのは日本庭園があるか一部のコアなブリーダーに限られてくるかと思います。
また、選別も産卵数が多く大変ですが、小さな鯉は小売店でも比較的安価で手に入るので飼育環境があれば楽しめる魚種になると思います。
話は金魚に戻りますが、金魚の特徴の一つ「尾」について話すと、品種改良により2枚尾(三つ尾、桜尾、四つ尾)が誕生しそこから派生するように土佐錦魚の様な三つ尾の親骨から反り返っている尾や地金やロクリンの様な1枚尾が2枚並んだ様な尾、蝶尾の様な上から見ると蝶々の形に見える尾など長さや形など多様に進化しております。
それでは、その他の突然変異で進化していった「金魚の特徴」で考えてみます。
「頭」について述べると、鋭角に尖ったものや丸みがあるものなど様々ありますが、肉瘤が発達した魚が品評会も多く愛好家に人気があります。
最初は気持ち悪く見えても、ハマってくるとそれが魅力にもなります。
肉瘤のタイプで言うと「獅子頭」の様な眼下の肉瘤が発達したものや、頭の上の部分が発達した「トキン」、目先のフンタン(吻端)が発達した「龍頭」の3タイプが主流になっていると思います。
そして顔の特徴で言うと、出目金や頂点眼、水泡眼などがあります。

「体型」で言うと、丸手や中寸、長手などがありますが自然な体型で言うと長手になると思いますが、改良されてきた体型で言うと丸手の魚になると思います。
「背」で言うと琉金の背中が発達しているものをラクダのコブに例えたりもしますが、出雲南京も首から背が盛り上がって発達しています。
「鱗」で言うと普通鱗から透明鱗、パール鱗など様々ですが、色も茶色に青文、五色、もみじ、桜、キャリコ等様々です。
元々はフナなので、フナ色から素赤、更紗、白、アルビノと出現していき、透明鱗、キャリコ柄など様々な表現個体が固定されていったと考えます。

らんちゅうの品評会では元来希少性を競っていたと言われています。
フナから背鰭のないマルコが生まれ、肉瘤を発達させていき競い合い改良されてきました。
昭和でらんちゅうが固定されて、平成で今の龍頭の主流のらんちゅうが確立されて令和でその完成形を競っていると思っています。

まだ理想の魚が出る確率は低く完全な理想は中々出来ないと思われますが、飼育環境や情報の共有でよりレベルは上がって来ています。
品種ごとに理想形はあると思いますが、希少性で言えば原種からより遠く、出現率の低い魚が価値があるとも言えます。
そう考えると1番原種から遠い魚はどんな魚でしょうか。
想像するだけで面白いと思いませんか。
この続きはまた自分の中で答えが出れば書いて行きたいと思います。
他にも熱帯魚や在来種や外来種の問題やペットの放棄など考えることは色々ありますが...
▼ 「らんちゅう」を作るのに大事だと思うこと3選(2026年6月12日)
※個人的な意見、見解ですのであくまで参考程度に読んでください
1.今ではなく先を想像すること
常に良い状態にすることに重点を置くのではなく、目指す時期の姿を想像しながら育てていく
2.観察して考え悩むこと
毎日観察しなくても良いですが、観察するときは徹底的に観察して考察する(それを記憶又は記録する)
3.客観的な視点で見ること
「らんちゅう」だけに目を向けるのではなく、様々な角度や視点から物事を捉えて審美眼を鍛える
▼ 業界の衰退と未来について考える(2026年2月4日)
色んな業界の話を聞いていると、どの世界の愛好会にも起こっている現実で組織内の派閥争いから始まり、業界内の揉め事が起こり、ただでさえ敷居が高い分野の新規愛好家の参入を阻んでしまっています。
例えば道で喧嘩してる人たちが居て、揉めているところに笑顔で入って来れる人など居ないでしょう。殆どの人が距離を置いて通過していきます。
本来愛好会は歴史を守り、文化を広めることが目的のはずが新規参入者を拒み世界を狭めてしまっているのです。
もう私は距離を置いてしまっているので批判をしている訳でもなんでもないですが、今のままでは貴重な歴史や文化も継承出来ず、会員の減少も伴い衰退していく一方でしょう。長年携わっていた者として居た堪れない気持ちではあります。
そしてそれを打開し歯止めをかけるためには、今までの枠組みの撤廃や新たな部門の開拓なども必要になってくるでしょう。
正直、今は客観的に見ていると旧来の愛好会の活動よりもYouTubeやInstagramでの繋がりでのイベントの開催の方が断然盛り上がっているのが現実です。
それはお互いが平等で対等な立場で協力し合って、催しを開催出来ているからだと思います。
YouTubeのチャンネルを見ていると純粋に自分の好きなものを広めたいという思いの方が多いです。これはとても大事にしなければいけないものです。
裾野が広いことこそがその世界の頂を高め、より組織内でのモチベーションも上がり会員同士の闘志も湧いてくるものです。
現状、品評会に来る人よりもYouTubeで人気のYoutuberの動画を見ている人の方が圧倒的に多く、品評会で一位を獲るよりもYouTubeでの動画で人気が出る方が(例えば何も知らない人に説明するとして)正直価値があります。
努力は裏切らないですが、努力が報われない場所を作ってしまえばその努力は簡単に泡となって消えてしまいます。
このホームページではそんなことがないように、未来に記録を残していく意味でも決意を持って続けて行きたいと思っています。
▼ 珍しい魚(パール鱗)
らんちゅうをブリードしていると突然変異で変わった魚が出たりします。
その中でもブリードし始めたころからたまに出ていたパール鱗の魚を撮影したので記録します。
パール鱗と掛け合わせていないですが、金魚は突然変異で出るんですよね。

↑2014年3月29日撮影

↑2014年3月29日撮影

↑2015年10月17日撮影 少し見えにくくはなりますがパール鱗のままです。
黒仔の時が一番分かりやすいですが、だんだん普通鱗みたいになっていく場合もあります。
ちなみに体感的に白い魚(鱗)は充血しやすく肌(体表)が弱いですが、パール鱗は赤い魚でも少し肌が弱い気がします。
進化の突然変異でいうと透明鱗(もみじらんちゅう)も普通のらんちゅう同士の交配で出現します。
退化でいうとフナ尾は1腹に何匹かは出ますね。
▼ ハナニモ(鼻に藻)
飼育していると鼻孔のところに藻が入り込んで取れなくなることが…

そのうち勝手に取れますが、気温の低い時など活動がゆっくりになる時期に飼育容器にコケが生えているとこうなります。
別に問題はないですが、気になります(笑) ※ちなみに無理に取ろうとしても取れません(汗)
